先日、来る8月28日の「全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍2016」に向けて、コースとなる乗鞍エコーラインを試走してきました。 この日は天気もよく路面コンディションは良好、そのためか多くのサイクリストがヒルクライムしていました。
完走した感想ですが、やはりサイクリストの聖地となっている乗鞍だけあって、何度登っても辛いことには変わりませんでした。 ちゃんと結果を出すには斜度がゆるくなった時は、すかさず踏み込んで行かなければならないので、心が折れないように保つ精神力が試されるところです。
また、前半後半でコースの平均勾配や難易度がガラッと様変わりするので、前半のコースのゆるさに騙されて後半にとっておくべき足を使ってしまわないように気をつけたいですね。
写真
さて、この日は快晴だったために景色が良かったので、思わず写真を撮ってきてしまいました。 ひと言コメントを添えつつ紹介していきます。
スタート地点
スタートの乗鞍観光センター付近からの一枚。
ゴールは写真中央の山の上。ここから20.5kmの道のりを駆け上がります。
三本滝ゲート
乗鞍はマイカー規制されているため、ここからは一般車両は通行できません。 と言っても、許可されているバスやタクシー、作業車両は通行することがあるので、交通量が少ないと言っても油断せず交通ルールを守りましょう。
スキー場
冬は上質なゲレンデとなっている乗鞍ですが、当然夏には雪はないので営業してません。
湧水
コース上にはところどころに湧水があります。 心地いい水音なので平時なら涼めるでしょうが、いかんせん自転車に乗っている時にそんなことを考えている暇はありません。
つづらおり
コース後半、特に12km地点あたりから斜度がきつくなってきます。
位ヶ原山荘
憩いの場となる山荘も、レースにおいては一つの到達点です。この辺からさらに辛くなるので、覚悟を決めましょう。
山荘の外には乗鞍エコーラインの概略図が貼られていました。
山頂付近
この辺りは夏でも涼しく、まだ溶けきっていない残雪もあったりするのですが、今年の暑さのせいで雪もこれだけしか残っていません。 それでも山頂付近は下界よりも圧倒的に気温が低いので、走り終わったら上着を着ないと体が冷えてしまいます。
山頂付近から見下ろす下界は圧巻です。
長野県と岐阜県の県境です。 ここでは険しい道のりを登ってきたサイクリスト達が休憩していました。
この池は鶴ヶ池と言うようです。
畳平の駐車場です。
普通はここまでバスで登ってきます。 ちなみに、バス料金は片道1,450円、往復2,500円です。
自転車で登れる最高点は畳平の駐車場ですが、乗鞍の頂上はもっと高いところにあります。
今回はコースの試走が目的ということもあり、山道を歩き回れる靴を用意していないので、頂上までは登りませんでした。 大会でゴールした時には・・・と言いたいところですが、レース本番では今回以上に力を振り絞っているでしょうし、そんな余力は残っていないでしょうね。