とらさぶろぐ

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弱虫ペダル スターライトクロスに出場 & サイクルモードに行ってきました

サイクルモードと同時開催のスターライトクロスに出場してきました。

完走した感想ですが、バラエティに富んだコースだったので、走っていて楽しかったです。 ただ、そんなコースでのレースは厳しい展開ばかりで、改めて練習とレース本番はぜんぜん違うんだと思いました。

合わせてサイクルモードの方も見てきたので、そちらの感想も書いていきます。

最大のシケインは他の選手

練習とレースの最大の違い、それは一緒に走る他の選手がいることです。 そして、自分以外の彼らは障害物です。 この考えは他の選手に失礼と思われるかもしれませんが、これはC4カテゴリでもC1カテゴリでも変わらない真理です。

自転車レースというと多くの人が真っ先に思い浮かべるのが、空気抵抗を減らすために集団を形成したり、前を走る選手が後ろの選手の風よけになってアシストしたりたりするロードレースでしょう。 この場合、前の方を走る選手よりも後ろの選手のほうが有利なポジションにあるといえます。

ですが、シクロクロスは真逆で、とにかく前に出た選手が有利で、前に出ないことには勝負になりません。 なぜなら、シクロクロスのレースは20km/h前後で展開されることが多いため、ロードレースのような空気抵抗が殆どありません。 そのため、シクロクロスのレースは集団の前方と後方が同じ条件です。 むしろ、後方の選手は前を走る選手を躱すために最適なルートを外れたコース取りをせねばならず、余計な体力を消耗することになります。

今の私に足りないのは、前の選手を躱すテクニック、そして躱すタイミングを見極める能力です。 今回のレースではコース上での落車トラブルが多発し、それに巻き込まれて遅れたり自分も落車したりで散々でした。 試走や他のレースで落車多発ポイントを事前に見極め、そこでは徐行や降車して回避するとっさの判断も必要になってきますね。

観戦がすごく楽しい!

シクロクロスは走っても楽しいですが、観戦するのも楽しいです。

特に日が沈んだ後の上位カテゴリーのレースは盛り上がります。 なぜなら、日が沈んだ後は会場が暗くなるので、選手は前後灯を標準装備するからですね。 中には派手な電飾で彩る選手も。 暗い会場内をライトアップされた集団が駆け抜ける姿は絵になります。 実力的にも上位クラスのレースなので、シケインを華麗に超えていきます。

シクロクロスのレースの見所は障害物付近や見るからに険しそうな部分などです。 今大会だと側から見ると到底自転車では登れそうにもない、激坂というよりも壁といった方が正しい部分でした。 そこには大勢の観客が集まり、選手が通過する度にその場のノリで生まれた謎の連帯感に包まれながら応援するのは楽しいです。

オフロードバイクを試乗してきました

スターライトクロスはサイクルモードの併設イベントということで、せっかくなのでサイクルモードの方も見て回ってきました。

見るからに高そうなバイクとかパーツとかが所狭しと並んでいたり、自転車界の有名人がボディガードもなしに会場内を歩いていたりする光景は、滅多に見れるものじゃないので見ていて面白かったですね。

また、サイクルモードの会場では自転車の試乗ができるコーナーなんてのもありました。 試乗の人気車はやはりPINARELLOだったりCerveloの高級ロードバイク。 多分何時間も待っているであろう長蛇の列が形成されていました。 購入の参考にしたり、記念に乗ったりするために並んでいるのでしょうが、ゆっくりとしか走れない短距離のコースを走ってもロードバイクの良さなんてわかるものなんでしょうか? 私はロードバイクの良し悪しはそれなりの距離を走って初めてわかるものだと思っているので、ロードバイクの試乗はあまり興味なかったですね。

ただ、せっかくサイクルモードに来たということで、一応自転車の試乗はしてきました。 乗ってきたのはMTBやシクロクロスなどのオフロードバイク。

オフロードバイクの試乗会はスターライトクロスの翌日。 試乗コースはスターライトクロスのコースそのまま。 つまりコブあり、シケインあり、バンクあり、激坂あり、壁あり。 1周するだけでも自転車の性能がわかる、高難易度のオフロードコース。 そんなコースをいろんなオフロードバイクで走ってきました。

試乗した感想ですが、とにかくMTBが乗っていて楽しいと思えました。 前日はシクロクロスでコースのいろいろな部分に気を配りながら走っていたのですが、MTBなら難しいこと考えずにペダルを回しているだけで進むし、危なげなく走れました。

それもそのはず。 シクロクロスはサスペンションがないのでコースの感触がダイレクトに体に伝わり、それが体にダメージとなって蓄積されたりして走りにも影響して来ますが、MTBならサスペンションがあるのでコースの凸凹を吸収してくれるのでとにかく楽です。 激坂や壁にしてもシクロクロスよりも圧倒的に重いMTBじゃ登れないと思ってしまいますが、これが意外にもひょいひょいと登れてしまう。 シクロクロスだとスピードダウンの原因となるいろいろな要素が、MTBなら何の問題もなく乗り越えられるんです。

ということでMTBが欲しくなってしまいました。 いやー、オフロードバイクって本当にいいものですね。