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「がんばれる」ってだけでもすごいこと

Foo Fighters

最近、スプラトゥーン2のウデマエについての話題を見聞きしました。
頑張れば誰でもなれるなんて言われていたS+は、実は全体の10%ほどしかいなかったとのことです。

人はよく「頑張る」とか「頑張れ」と口にするものですが、実は頑張れるってだけでもすごいことなんじゃないでしょうか?

なぜ「誰でもS+になれる」と言われているのか?

スプラトゥーン2には一般的なRPGで言う所のレベルに相当する「ランク」という指標とは別に、各々の実力をCからS+のカテゴリに分けする「ウデマエ」があります。
その中でもS+のカテゴリは最高位で、到達できるのはプレイヤー全体の10%程度とのこと。

ネット上のコミュニティでは、ウデマエS+なら頑張れば誰でもなれるとまで言われていたようですが、実際にS+にまで到達できるのはほんの一部のプレイヤーだけだったようです。

ですが、ネット上の意見もある意味正しいとは思います。

「頑張れば強くなる」は正しい

「ウデマエS+なら頑張れば誰でもなれる、私もそう思います。
ただ、「頑張れば」の一言には様々な意味が内包されています。

  • 基本的な操作技術やバトルのルールを習得する
  • ブキやステージ、ルールごとに得意な戦法や役割を見出す
  • 編み出したアイデアを実際に試行錯誤する
  • これらを数百時間に渡って繰り返す

さっと挙げただけでも、これだけの意味が含まれています。
ちなみに、この記事を書いている現時点でスプラトゥーン2発売から約140日が経過しているので、仮に発売日から1日も休まずに1日2時間プレイし続けたら280時間、1日3時間なら420時間プレイしていることになります。
数百時間のプレイ時間というのは結構大変な数字です。

ここまでやれば、誰でもS+に到達できるというのは間違いないと、誰もが思うでしょう。

多くの人は一つのこと情熱を注げない

ですが、前項の項目をこなせる人がどれだけいるでしょうか?

忙しい現代人に数百時間も1つのゲームを遊ぶ、いや研究し続けることは大変です。
ゲームは楽しいものって言っても、数百時間をプレイし続けるとなると苦行に他なりません。
また、現代には魅力的なものがたくさんありますし、それらに目もくれずに1つのゲームにこだわり続けるという時点で、別次元の存在のようにも思えます。

これはゲームに限ったことではなく、例えば自転車だと多くの人にとっては単なる移動手段やエクササイズの1つですが、ガチでエクストリームな人達は日々のトレーニングで鍛えたり、時にはレースでしのぎを削っているもの。
一つのことを頑張れるガチな人たちってのは、普通はそこまでやらないよねって領域にまで踏み込んでいるものです。

そんなわけで、何かに対して頑張れるほど夢中になっている人ってのは、その結果がどうであれ凄い人なんじゃないかって話でした。