3月10日に発売したディビジョン(The Division)にドハマリしました。
以前に期待しているゲームをまとめてみましたが、その中にはランクインしていませんでした。 ですが、製品版の情報を色々と見ているうちにプレイしてみたくなり、今では仕事してるか曲を作っている時以外はほとんどディビジョンをプレイしている始末です。
ディビジョンはこんなゲーム
ディビジョンはパンデミックによる混乱で荒れ果てたニューヨークを舞台とするオンラインシューティングゲームです。 プレイヤーは緊急時の治安維持部隊「ディビジョン」に所属するエージェントとなり、ニューヨークの治安維持のために戦います。
The Division - ディビジョン | トップページ | Ubisoft
ディビジョンは実際のニューヨークをモデルに作りこんだマップが特徴的で、実際のニューヨークの景色との比較もされています。
The Division: Real Life vs. In-Game New York
そしてオンラインと謳うからには、他のプレイヤーと協力して戦ったり、敵対して戦う事が可能です。
ソロ、協力、敵対、どのプレイスタイルでも楽しめる
発売前はやたらとプレイヤー同士が戦う敵対プレイが注目されていました。 そのため、旬が過ぎたら過疎って終わりそうとさえ思っていました。
ですが、ディビジョンはソロですすめることも可能なメインシナリオが充実しているので、他のプレイヤーと絶対に絡まないといけないなんてことはありません。 それに、協力と言っても気のしれた仲間同士でないとできないものでなく、偶然マッチングしたプレイヤーとゆるい協力関係を結んでの協力プレイも可能です。
また、プレイ開始していきなり誰かに襲われるなんてこともありません。 プレイヤー同士が敵対して戦うことが可能なのは、ダークゾーンという特殊なエリアのみです。 他のプレイヤーと戦いたくない時は、そのダークゾーンに赴かなければいいだけです。
自分のプレイスタイルによって遊び方は自由、あまり気を張らなければならないものではないのです。
こんな人にオススメ
シューティングゲームに苦手意識がある人
シューティングゲームにおいては敵に銃弾を当てないと何も始まりません。 シューティングゲームが苦手な人はこれがうまくいかず、敵を倒す前に蜂の巣にされる事が多いです。
ですが、ディビジョン強力なエイムアシストがあるので、エイムが苦手な人でも結構弾を当てられます。
どちらかと言うと、壁から壁を渡り歩くカバーアクションや、どのタイミングで遮蔽物から顔を出して攻撃するかという駆け引きのほうが重要です。
繰り返し作業が好きな人
ディビジョンはとにかく定められたルーチンを繰り返すことが多いです。 それは戦闘においても、ミッションにおいても、果てはゲーム全体においてもルーチンを回し続ける場面が多々あります。
決められた作業を回し続けると聞くとつまらないゲームだと思われるかもしれませんが、ある程度パターンを把握するとサクサクとプレイできるというメリットも有ります。 また、戦闘では当然敵による妨害もあります。 そんな中でルーチンを回すというのはなかなか歯応えのある仕事ですので、やりがいがありますよ。
また、アイテムを手に入れるために同じミッションを繰り返し続ける、いわゆる「マラソン」と呼ばれることが好きな人にはオススメですね。
RPGが好きな人
ディビジョンでは武器、スキル、特殊能力の選択次第で戦い方が大きく変わります。
盾を構えて敵の攻撃を一手に集める戦い方。 敵との間合いを一気に詰め、近距離で敵を殲滅する戦い方。 バフやデバフで戦いを有利な状況にする戦い方。 遠距離から一方的に攻撃する戦い方。 味方の回復や蘇生で戦線を維持する戦い方。
ソロプレイだとこの辺の選択はだいたい同じようになりがちですが、協力プレイとなるとパーティの構成によって戦い方が十人十色です。
こういった中でパーティの構成に応じて自分の役割を把握し、パーティの勝利のために戦えるRPG的な要素があるため、そういうのが好きな人はディビジョンを楽しめるでしょう。
こんな人には向かない
シューティングゲームがやりたい人
ディビジョンはシューティングゲームの皮を被ったRPGです。 どんなにシューティングゲームの腕に自信があっても、高レベルの敵やプレイヤーと戦っても勝てません。 また、各種スキルや特殊能力、武器の相性などを把握していないと、うまく立ちまわることすらままなりません。
ディビジョンは瞬間的な反応やシューティングゲームの腕前が優れていても優位に立てるゲームではないので、純粋なシューティングゲームプレイヤーは面白くないことでしょう。
単純作業が嫌いな人
ディビジョンにはメインのシナリオの他に各地で様々なミッションを受けることができますが、それらはどれも代わり映えのしないものばかりです。 敵を殲滅→オブジェクトを確保→増援を倒すというワンパターン、違うのは戦う場所だけですね。 そのため、経験値やお金のために同じようなミッションをひたすら繰り返す事になります。
ディビジョンの世界のニューヨークでは、まるで膝に矢を受けるようなお手軽さで小銃による攻撃を受けている人がいます。
こうしたことから、ディビジョンは作業ゲーが嫌いな人の肌には合わないと言えるでしょう。
アイテムに愛着を持つ人
残念ながら最初から持っている愛銃を最後まで使うというようなプレイはできません。 それは各々の武器や防具にレベルや攻撃力、スキルが設定されており、攻撃力の低い武器で後半の敵に攻撃してもダメージを与えられません。
そして、武器や防具の交換サイクルはそれほど長くはありません。 戦う敵のレベルが2つか3つほど上がると、それまでの武器や防具がゴミになります。 どんなに気に入っていてもレベルの低い武器や防具で戦うと苦戦を強いられることになります。
ディビジョンはパンデミックによる混乱で物資不足に悩まされているという設定なのに、アイテムの使い捨てを強制する変なゲームです。
楽しいよ!
ディビジョンはこれまでシューティングゲームを避けていた人にこそ遊んで欲しいゲームです。 本質的にはRPGですので、シューティングゲーム初心者も上級者もだいたい同じ条件で戦えるため、舞台設定と反してなごやかな雰囲気でゲームできます。
そんなためか、ディビジョンは終始気を張っていなければならないゲームでないので、私はオーディブルを聞きならがプレイしています。
さて、このディビジョンは今後1年アップデートや追加コンテンツの配信が予定されており、そのためのシーズンパスも販売されています。 現在発表されているだけで3つの大型拡張コンテンツがありますね。 ゲームは1日1時間というカジュアルなゲーマーなら、1年ずっとディビジョンで遊び続けるなんてこともできるかもですね。