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ブロガーって小説書くのに適性あるんじゃない?

photo by thorinside

KADOKAWAとはてながタッグを組んで小説投稿サイトを立ち上げるニュースが話題になっていますね。

kaku-yomu.kadokawa.jp

これの面白いところは二次創作が認められていることでしょう。 TPPによる著作権の非親告罪化が注目されている昨今、数多くの人気コンテンツを要するコンテンツホルダーであるKADOKAWAが、二次創作を公式に許諾することによる業界へのインパクトは大きいと思われます。

ブロガーよ、小説家になろう!

さて、ここからが本題となります。

はてなには様々な価値観を持った書き手が、はてなブログやはてなダイアリーを使っています。 KADOKAWAがはてなとタッグを組んだのは多種多様な書き手がいるはてなこそが、小説家候補の金脈だと睨んでいるからだと私は推測しています。 つまり、ブロガーには小説家の適性があるということです。

ブロガーはアイデアの宝庫

先ほども述べた通り、はてなには様々な価値観を持った多種多様なブロガーがいます。 そして、それぞれが各々の視点から日々の出来事を切り取り、エンタメ性のある文章に昇華しています。

なんてことない毎日から面白い記事を創造できるブロガーは、小説のアイデアの原石です。これだけでも採掘する価値があると思います。

ブロガーはアウトプットし続けられる

そして、そんなブロガーの中には1日にいくつもの記事を量産し続ける人や、そうでなくても毎日のようにブログを書き続けている人がいます。 1記事の文字数って2,000字ぐらいでしょうか? 仮にそうだとすると、そんな文量の記事を本業とは別に1日1記事、ブロガーを専業でやっていたらもっと多くの記事を書いています。 ライトノベルを例にすると1冊10万文字ぐらいらしいです。本業の片手間で1日1記事かけるなら2ヶ月で本を一冊書けちゃいますね。(校正作業?知らない子ですね)

ブロガーには枯れることのないアイデアを毎日のようにアウトプットし続ける持久力があります。小説家にはもってこいです。

ブロガーは改善を惜しまない

ブロガーが小説家になるにあたっての障害は少なくないでしょう。 ブログは小説とは違うだとか、書いた小説が小説のフォーマットになっていないだとか、最初のうちは散々言われることもあるでしょう。 ですが、ブロガーたちは少なからず自分の書いた記事についての反応を後から見直したり、アクセスを増やすための対策を講じるために様々な研究をするものです。

常にアウトプットの手を止めることなく、それでいてPDCAサイクルを回し続けるブロガーにこそ小説家になれる可能性が宿っていると私は思います。

ブロガーは打たれ強い

また、アクセスを多く集めるブロガーは批判の的になりやすく、常日頃から叩き続けられている人もいます。 しかし、そんな厳しい環境下でも心折れることなく、筆を折ることもなくひたすらブログを更新してるような強いブロガーには、出版社としても安定したアウトプットを期待できるので安心材料が増えるのではないでしょうか。

ブロガーは死なない限り書くことをやめない強い存在です。

ブロガーの次なるステップとしての小説家

ブロガーの中には現状に満足していない人もいるのではないでしょうか。 ドカンと一山当ててみたいなんて野心を持っているんじゃないですか?

また、ブログを書き続けて広告収入で稼ぐのもいいでしょうが、Webの情勢は変わりやすいので1年後に同じように収入を得られるとも限らないでしょう。 リスクヘッジの一環としても、自身の特技を他の分野で活かす道もいいのではないでしょうか。

ブロガーよ、小説家になろう!

そして、はてなさんにはブロガーがより小説家を目指しやすい環境整備を期待しております。

純朴なブロガーをそそのかしてライバルを減らさんとする記事を書いていますが、当の本人は学生時代や会社で論文書いた時に校正で泣きを見ているので小説家になるのは御免なのです。

ついでに期待していること

新小説投稿サイトにおいて二次創作がOKな作品にはTRPGも含まれています。

これによって、従来は個人サイトで細々と連載するしかなかったTRPGのリプレイを多くに人が見るプラットフォームに投稿できるようになります。 日本において卓上ゲームのプレイヤーのほとんどはリプレイを読んだことをきっかけに遊ぶことが多いと言われており、今後のTRPG人口増加に繋がるかもしれません。

そういった意味でも新小説投稿サイトには期待してます。

小説家の作り方<小説家の作り方> (メディアワークス文庫)

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WEB小説家になろうよ。 (ダッシュエックス文庫)

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