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落車などで穴が空いたサイクリングウェアを修理する方法

20111014 Needle and thread

自転車に乗っているとどうしても避けられないのが落車事故。
いくら気をつけていても転ぶときは転びますし、特にスピードを出して走るロードレースなどでは落車の被害も大きくなります。

人間は意外と丈夫なもので、自転車から落車したとしても無事であることが多いですが、その時に着ていたサイクリングウェアは無事でない場合が大概です。
サイクリングウェアは薄手の素材でできているので、たとえ乗り手がちょっと擦り剥く程度のケガだったとしても、ウェアの方は破けて穴が空いてしまうこともしばしばです。

また、落車せずとも同じウェアを長い間着ていれば消耗して穴が空いてしまうこともあるでしょう。

このようにして穴が空いてしまったサイクリングウェア、これって修理する方法はないものでしょうか?

修理方法いろいろ

予算や穴の大きさに合わせて選べます。
本記事で紹介する修理方法は下に行くほど金がかかるものになります。

着古したウェアを使う

衣類修理の基本、それは当て布です。
当て布には当然当てるための布地が要りますが、その布地は別に買ってこなくても手持ちの着古して着なくなったウェアから切り出して使えばいいでしょう。

こういった修理の時のためにソーイングセットを一つ持っておくと安心です。

場所によってはソーイングセットよりも接着剤で補修したほうがいい場所もあるので、合わせて用意しておくといいでしょう。

修理パッチを使う

いくら着古して着なくなったとはいえ、愛用していたウェアにハサミをいれるのはちょっと・・・という方は、補修用の布地を新たに買う必要があります。
そんな都合のいいものが・・・実はあるんですよね。
しかもサイクリングウェアにぴったりの伸縮性のあるものが。

こういった修理パッチはアイロンで接着することができるものが多いので、誰でも簡単にウェアを修理できます。

メーカーに修理を依頼する

落車などでサイクリングウェアに穴が空くことを想定してか、サイクリングウェアのメーカーはウェアの修理サービスを行っているところもあります。
プロの手による修理を望むなら、そういったサービスを利用するのも一つの手ですね。

サービス価格は各社まちまちですので、自身のウェアのメーカーが提供する修理サービスについては調べておきましょう。

例えばパールイズミはこちら。

修理サービス | パールイズミ(Pearl Izumi)の公式サイト。サイクリングに適した機能的なウェアを製造/販売しています。

なんとRaphaなら無料。
さすがは他社ウェアより高いだけありますね、ご立派ァ!

Rapha | リペア(修理)サービス

新しいウェアを買う

ウェアに穴が空いたら新しいウェアを買う・・・これ修理ちゃいますやん。
ですが、落車の具合によって修理不可能なほどに裂けたり大穴が空いたときには、残念ながらウェアを新調する他ないです。

また、コンプレッション機能が備わっているウェアなどは、穴が空くことで機能が損なわれるものもあります。
そういったウェアは修理したところで下の機能を発揮することはないでしょう。新調の必要があります。
ただ、そういったウェアでも衣服としての機能はまだ健在なので、上項の方法で修理してトレーニングウェアとして使うといいでしょうね。

それにしてもウェアに穴が空く度に新調するなんて真似は貴族にしかできないので、このやり方は外道・・・と言いたいところですが、自転車は貴族のスポーツとも言われているので、ある意味このやり方が王道なのかもしれません。

落車には気をつけよう!

本記事では万が一のときのウェアの修理方法を紹介しましたが、だからといって落車しても大丈夫なんてことはありません。
落車はウェアに穴が開くだけでなく、時には命にかかわるような重大なケガに至ることもあります。

落車を回避するための心構えは「君子危うきに近寄らず
そのためには自分の走力やテクニックを過信しない、広い視野を持って走る、危険な場所には近づかないなどのことに常に心を配ることが肝心です。

落車によるケガでウェアだけでなく自分のスケジュールや経歴に穴を開けないよう、気をつけて自転車に乗りましょう。