とらさぶろぐ

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テクノロジー発展の裏でどんどん頭を働かせることを強いられる私たち

photo by dierk schaefer

世の中は便利になりました。

10年前と今を比べるともちろん、1〜2年前と今を比べでも便利になっていることは明らかです。

それを一番実感するのが、現代人なら老若男女かまわず誰もが持っているスマホです。 一度スマホを手のひらでちょちょいと操れば、何でも知れて何でもできる。 便利すぎてダメ人間コースまっしぐらになりそうな気さえもします。

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普段の生活では頭を働かせなくてもよくなっている一方で、そういった生活を支えている人たちは今まで以上に頭を働かせることを強いられています。 あくまでそういった世界で仕事しているサラリーマンとしての所見ですが。

要求に応えることが難しくなってきている

人々は今よりもより便利になることを求め続けます。 そんな人々の要求に応えるため、多くのサラリーマン達は日夜働き続け、そんな努力のかいあってか、人々の生活を便利にするアイテムやサービスが次々に登場します。 様々なサービスのIT化はもちろんですし、生活必需品の白物家電だって20世紀には考えられなかったほどに高性能になっています。

一方、こういった便利アイテムやサービスを開発し提供する側は心中穏やかじゃありません。 なぜなら、既存の便利アイテムやサービスを超えるものを開発し提供しなければ人々は振り向いてくれませんから。 そして、そのハードルはどんどんと高くなっています。 以前の便利アイテムやサービスを超えるものを要求してくるのですから、自然とそうなりますね。

これが非常に辛いです。 サラリーマンは四六時中頭を働かせっぱなしです。

人間の欲望は底を知らない

便利アイテムやサービスが登場すると、その登場当時は大いに盛り上がります。 ですが、それらが人々の間に浸透して当たり前になってくると、さらなる欲求が人々の間に生まれます。

人間は無限に欲求から欲求を生み出す怪物です。 人間の欲は枯れることはありません。

そのため、一度便利アイテムやサービスをリリースしたとしても、常にアップデートを求められます。 今現在市場で一人勝ちしているような、スマホで言うとiPhoneを出しているアップルのような企業でも、いつまでも王座であぐらをかいていられません。 その証拠に毎年のようにiPhoneやOSをバージョンアップし続けています。 そうやって常日頃から努力を重ねていても、一度コケたら他の企業に顧客をかっさらわれてしまうなんてこともあるのが現代社会です。

これが非常に辛いです。 サラリーマンは四六時中頭を働かせっぱなしです。

便利さを享受して欲しい

現代の生活の便利さを否定するのは簡単です。 例えば、その手にある何でもできるスマホを放り投げるだけでも、便利さから決別することができます。

でも、忘れないでください。 今の生活の便利さは人間が必死に頭を使って、努力と叡智を積み上げて作り上げたかけがえのないものです。 そして今この瞬間にも、テクノロジーの発展に寄与せんと歯を食いしばっているサラリーマンが世界中にいるのです。

そうした努力をムダにしないためにも、便利アイテムやサービスをどんどん利用して生活を豊かにして欲しいものです。

フィードバック、しよう!

便利アイテムやサービスを今よりも良いものにするには、利用者側からのフィードバックが欠かせません。 例えばこういったことをフィードバックしてあげるといいでしょう。

  • 良かった点を率直に伝える
  • 改善点や要望を出す
  • 必要あらば苦情を訴える
  • 応援のメッセージ

こういうレスポンスを利用者が提供側に出すことが大事です。 でも、こんなの出したって結局は提供側に伝わらないんじゃ・・・と思うかもしれませんが、これが中の人には結構ダイレクトに届きます。

テクノロジーの発展で頭を使わなくなった分、そういったものに対するフィードバックに頭を働かせることが、より便利な生活を手に入れることに繋がることでしょう。