お題「雪」にちなみまして、シクロクロスで雪道を走ってみた感想でも書いてみます。
信州クロス清里大会では雪道を走るものだと期待していたのですが、実際に雪が降ったのはその翌日。 肩透かしを食らってしまった感があるので、この雪は実際楽しみでした。
そういうわけで、いい年こいたおじさんが雪遊びした感想にお付き合いください。
いろんな雪道
雪と言っても、その状態によって走る感触は様々です。
新雪
除雪も圧雪もされていない、降り積もったばかりの新雪。 雪の深さは膝ぐらい。 人や車ですら思うように進めないこの状態、苦戦するのは用意に予想できました。
結局はまともに走れませんでした。 泥の地面のようにペダルを踏みしめてもホイールが空転するばかりで前に進まず。 推進力を得られず車体が安定しない上に、地面も雪に覆われて不安定でどうにもなりません。 そして、10分も立たないうちにペダルとクリートが雪で埋まり、完全に走行不能になりました。
溶けかけた雪
日差しが照りつけ気温が上がり、ちょっと溶けた感じの雪上での走行です。 シャバシャバとした半分液体、半分個体のような感じです。
こちらは泥に近い感触といったところでしょうか。 シクロクロスの練習をしているのなら馴染みのある感触でした。 でも泥よりも滑りやすく、足を取られやすいといった印象です。
今回走った中ではトレーニングにはもってこいのコンディションです。
凍った雪
雪が降り積もってから数日ほど経ち、すっかり凍りついた雪上での走行です。 溶けたが再び凍りつき、滑らかな氷の面を作っています。 普通に歩いていてもすごく滑ります。
ですが、シクロクロスだと意外とグリップします。 きれいな舗装面とおんなじぐらいな感じです。 ですが、舗装道と違ってハンドルやブレーキの制御が効きにくいので注意が必要。 特に、ブレーキは一気にかけるとグリップを失います。この辺の勘所は何度か試してみないとわからないところです。
信州クロスだと季節柄凍った路面を走ることもあるでしょう、練習しておかなければならないコンディションです。
雪の日は走るのをやめよう
シクロクロスで雪道を走ってみた感想はこんな感じです。 といっても雪道専用の太めのタイヤを履いていたわけではないので、それを用いたらまた違うかもしれません。 今回は練習だったので滑って転んでも大丈夫でしたが、普段の生活の中で移動する際には雪道を走りたいものじゃありませんね。
普通の自転車よりもグリップ力の強いタイヤを履くシクロクロスでこんな感じですから、特に雪道対策をしていない普通のシティサイクルで走るのは危険です。 雪が減ってきたからといって普段の感覚で雪道を走っている自転車を見かけますが、本当に危ないと思います。
雪道は自転車にとって滑りやすく走りにくいばかりか、除雪で道路脇に退けられた雪で道幅も狭まっているので、車道を走る車も自転車を避けづらくなります。 そんな時に自転車が車道側に倒れこんだら・・・あまり想像したくないものです。